遺言
相続により、亡くなった方の財産が他の人に引き継がれます。相続されるのは、預貯金や不動産などプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も引き継がれます。
遺言書がない場合には、法律の定める相続人(法定相続人)が法律の定めにより相続し、財産をわける手続きを行って引き継ぎます。法定相続人が具体的に財産をわける手続きを「遺産分割」といいます。
遺言書がある場合には、死亡と同時に、遺言で指定された人が遺言で指定された財産を取得します。そして、遺言によって財産を取得した人は、遺言書を使って、不動産の登記名義を変更したり、預貯金の払戻し・名義の書き換えを行うことになります。
遺言は、人の最終意思の表現です。
- 相続の対象となる財産をしっかり把握する
- 遺留分等の法律上の制度に配慮する
- 遺言によって実現したいことを明確にし、しっかりと書く
相続争いを予防するだけでなく、大切な人に大事な財産をのこすため、遺言を作成しましょう。
- 遺言の種類
- 遺言書の書き方
- 遺言書の保管方法
- 遺言の執行
- 遺言書作成例
- 遺言書作成例1:妻に全財産を残したい!~すべての財産を妻に相続させる遺言書~
- 遺言書作成例2:妻と子供に特定の財産を残したい!~特定の財産を妻と子供に相続させる遺言書~
- 遺言書作成例3:妻と子供に法定相続分と異なる割合で財産を残したい!~相続分を指定する遺言書~
- 遺言書作成例4:内縁の妻に全財産を残したい!~すべての財産を相続人でない人に遺贈する遺言書~
- 遺言書作成例5:甥と姪に特定の財産を残したい!~特定の財産を相続人でない人に遺贈する遺言書~
- 遺言書作成例6:子供を認知し財産を残したい!~遺言執行者を指定して遺言による認知をする場合~
- 遺言書作成例7:遺言執行者を指定しておきたい!~弁護士法人を遺言執行者に指定する遺言書~
- 遺言書作成例8:祭祀承継者を指定しておきたい!~長男を祭祀承継者に指定する遺言書~
- 遺言書作成例9:相続人が遺言者より先に亡くなってしまうかもしれない!~予備的遺言を入れる場合~
- 遺言書作成例10:妻の老後が心配で、誰かに妻の面倒をみてもらいたい!~甥に不動産を遺贈する代わりに、妻の生存中は生活費を支払ってもらう負担付遺贈の遺言書~
- 遺言書作成例11:長女に結婚資金の贈与をしているが、相続分の算定の際に入れたくない!~特別受益の持戻し免除をする場合~
- 遺言書作成例12:財産を与えたくない相続人がいる!~相続人を廃除する遺言書~
- 遺言書作成例13:昔作った遺言書をなかったことにしたい!~以前の遺言を撤回する場合~
- 遺言書作成例14:財産を寄付したい!~財産を日本赤十字社に寄付する場合~
- 遺言書作成例15:遺言の内容について、自分の気持ちを残したい!~付言を入れる場合~