公開日:2016年10月19日、更新日:2026年3月25日
「相続税がかかるのか知りたい」、「申告の期限や手続きがよく分からない」など、相続税に関する不安を感じていませんか?
このページでは、相続税の申告や納税に関する基本的な考え方や判断の目安を、できるだけ分かりやすくまとめています。相続税のさらなる詳細や申告サポートについては、当事務所が運営する相続税専門サイトopen_in_newでもご案内しておりますので、併せてご覧ください。
すでに相続税の節税対策や申告を検討中で「弁護士に相談したい」という方は、下記リンクからお気軽にお問い合わせください。
相続税は、一定額以上の財産を相続したとき(基本的には財産総額が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人)を超えた場合)に必要となる税金で、原則として、相続が発生したことを知った日の翌日から10ヶ月以内に申告・納税する必要があります。
相続税がかかるかどうかを判断するには、まず「どの財産が課税対象になるのか」を把握することが大切です。次に、相続税の対象となる財産の種類について見ていきましょう。
相続税は、亡くなった方の「財産」に対してかかる税金ですが、対象となる財産は現金や預金だけではありません。以下のようなプラスの財産だけでなく、みなし相続財産※や一部の債務・葬式費用なども含まれます。
| 預貯金 | 銀行口座、定期預金、タンス預金など
|
|---|---|
| 不動産 | 自宅、貸家、土地、別荘など
|
| 有価証券 | 株式(上場・非上場)、投資信託、債券など |
| 生命保険金 | 被相続人が保険契約者だった場合、一定額を超える部分が課税対象
|
| 退職金 | 死亡退職金のうち、支給が確定していた分
|
| 動産類 | 車、宝石、美術品など |
| 事業資産 | 個人事業の設備・在庫・売掛金など
|
以下のような財産は相続税の課税対象外とされています。
このように相続財産にはさまざまな種類がありますが、「どのくらいの財産があると相続税がかかるのか?」という点は、多くの方が気になるところです。
そこで、次では相続税申告が必要になるおおまかな目安をご紹介します。
相続税は厳密に計算しなければ判断が難しいところなのですが、おおよその目安として、以下のような状況であれば一度、専門家に相続税の試算を依頼することをおすすめいたします。
相続税サイトにて相続税の計算の仕方open_in_newや、相続税額計算シミュレーションopen_in_newを掲載しております。ご活用ください。
実際のご相談では申告の必要性に迷ったり、税務署から調査を受けるなど、想定外の問題が発生することもあります。当事務所に寄せられた実際のご相談事例をご紹介しますのでご自身の場合と照らし合わせてご確認ください。
名古屋市在住の依頼者は、母の相続後に税務調査を受け、母からの資金移動が贈与と認定される可能性を指摘されました。
当事務所が介入し、生活費や教育費としての非課税扱いを主張。
税務署に対し、法的根拠と具体的な事情を丁寧に説明した結果、当初案より400万円の相続税減額に成功しました。
調査開始から1か月での早期解決により、依頼者の精神的負担も軽減されました。
名古屋市在住の依頼者は、父親の自宅を相続することになりました。
相続税の負担を心配していましたが、専門家の助言により「小規模宅地等の特例」を適用。
この特例により、自宅敷地の評価額が80%減額され、相続税のご負担をゼロにすることができました。
結果として、安心して自宅を引き継ぐことができました。
※各項目をタップ(またはクリック)で詳細を確認できます。
申告期限を過ぎて滞納すると、無申告加算税(原則5〜15%)や延滞税(年2〜3%前後が日割で加算)の対象になるほか、「小規模宅地等の特例」や「配偶者の税額軽減」、「相続時精算課税制度の適用」などの各種特例が使えなくなる可能性があります。さらに、税務署から調査の対象となる可能性も高まり、財産全体の洗い直しが必要になることもあります。やむを得ない事情がある場合は、期限後申告や事情説明によって対応できる可能性もありますので、10か月を過ぎていてもまずは早めにご相談ください。
特に、相続関係や財産の内容が比較的シンプルな場合には、ご自身で対応できることもあります。例えば、相続人が配偶者と子どもだけで人数も少なく、財産が預貯金のみ、あるいは評価が難しい不動産や非上場株式がなく、過去の贈与もないようなケースでは、自力で進められる可能性があります。
一方で、分けにくい複雑な財産(不動産・非上場株、贈与履歴など)を含んでいる場合や、各種特例の適用を検討している場合、申告漏れを避けたいとお考えの場合には、税理士や弁護士のサポートを受けることをおすすめします。なお、相続人同士のトラブルの仲介は弁護士にしか対応できません。
申告期限まで1か月を切っている場合は、すぐに専門家へ相談してください。相続税の申告・納付には相続財産の調査と評価から書類作成、各種制度の利用検討など多くの準備が必要なため、慣れない方が作業するのであれば、順調に進んだと仮定しても1.5か月程度は要すると思われます。
そのうえで、相続人間での話し合いに時間がかかる場合や、財産の把握が困難な場合もあるため、遅くとも1か月前には専門家に相談し、期限内申告を見据えた段取りを立てることを強くおすすめします。
期限がギリギリでも、「仮申告」や「延納」、「物納」などの手段を使うことで対応可能な場合もありますので、焦らず、まずはご相談ください。
相続税の申告を進める中で、「納税方法」や「税務調査への備え」など、さらに具体的な手続きや制度に関心を持たれる方もいらっしゃいます。あわせて確認しておくと役立つ関連情報をご紹介します。
相続税の手続きは、期限や専門知識を要する場面が多く、思ったよりも複雑です。
相続税だけが問題だと思っていたら、ふたを開けてみたら相続紛争や相続登記などの問題に複合的に対応しなければならないことは少なくありません。
当事務所では、豊富な経験と複数士業が在籍する強みをいかして、チームとして問題解決にあたります。
相続放棄の判断から書類作成から税務署対応までトータルサポート
判断に迷う場合に法的な観点からアドバイスをもらえたり、面倒な手続きを代行してもらえます。
経験豊富な相続税専門チームが対応
税理士のみならず、弁護士や司法書士といった他士業が在籍しておりますので、連携を取りつつ相続税における様々な問題に柔軟に対応が可能です。
初回60分相談無料
相続税に関するご相談を初回60分無料でお受けしております。※
相続税申告には10か月の期限がありますが余裕を持った行動が求められます。まずは一度ご相談ください。
相続税申告とあわせて他の対応が必要になることがあります。状況に応じて、以下の専門サイトトップページから関連情報をご確認いただけます。
また、「今回の経験を踏まえて、今後の備えをしておきたい」という方は、当サイト内の生前贈与arrow_forwardや遺言arrow_forward、成年後見arrow_forwardなどのページも合わせてご確認ください。