墓地の手続き
葬儀が終わった後、納骨するのはどこか、墓地をどうするのかなどを考えなければなりません。
ここでは墓地にまつわる手続き(納骨、名義変更、購入)をまとめています。
先祖代々の墓に納骨する場合
先祖代々の墓に納骨する場合は、以下のようなことをする必要があります。
- 納骨の日を決める(一般的には四十九日法要に合わせることが多い。一周忌まで納骨するのがベター)
- 墓石店に連絡をし、戒名・享年などを彫ってもらう。
- 墓石をずらして骨壷を入れる手配をする(墓地の管理事務所や墓石店に確認をする)
- 納骨式の際に卒塔婆が必要な場合は菩提寺に相談。(浄土真宗の場合は、必要がない)
- 納骨には埋葬許可証が必要。通常は火葬場で骨壷と一緒に渡される事が多いので忘れずに保管。
など様々な手続きをする必要があります。
また、納骨を四十九日法要に合わせる場合には、
- ① 法要
- ② 墓地に行って納骨
- ③ 列者や僧侶と一緒に会食する
という手順を踏みます。
墓地を管理する
- 亡くなった人が先祖代々の墓の権利を持っていた場合、名義変更/管理者変更がいる。
お墓は、相続財産ではなく祭祀財産となるので、祭祀承継者に引き継がれます。
⇒祭祀承継の詳細は、こちらへ
名義変更の必要書類は、お寺や霊園により異なりますので、墓地管理者にご確認下さい。
墓地を買う場合
納骨しようにも墓地がないという場合もあるでしょう。
しかし、慌てて墓地を買うのは考えものです。
墓地は長期間、誰かが管理しなければならず、自分や実家の宗派、墓地へのアクセス、支払う金額など様々なことを勘案する必要があるからです。現代は、樹木葬や海洋葬、納骨堂という選択肢もあります。最も適切な手段を選びましょう。
もし墓地を購入する場合には、まずは墓地の情報を集めたり、今後の管理者や親族たちと一緒に必要な条件を決めたりすることを第一に行いましょう。